2019/09/05 08:00

前回の鉄媒染液づくりから間を置かず。
むしろ媒染液が出来た次の日に。
早速染めました。

今回の染料は、黒く染まる植物の王道、ヤシャブシです。
こんなやつですね。
なんか松ぼっくりの小さいやつみたいな。
木自体は里山の上の方とかに割と自生してますし、街路樹としても見たことがあります。
草木染の本によると実が緑のうちに採って保存するそうですが、これはいつだったか、枝ごと落ちていたものを拾ってきました。
もうカサは開いてるし茶色だし、あんまり色が出ないかもと思ってドライフラワー状に吊るして早2年。(鉄媒染液がなかったので放置とも言います^^)

満を持して、ようやく染料として活躍しそうです。
拾ってきたときにすでに枯れていたので、2年もの間カビも生えず、ただただ壁の飾りとしていたヤシャブシ。
もったいないから枝も全部入れて、煮出しました。
黒っぽく染めるには少量のヤシャブシで十分だそうで、染液を濾す工程を省くため、台所用のキッチンネットを2重にしてます。これいいですよ。ストッキングのように伸びるやつがベスト!

あ、染液の写真を撮り忘れてしまいましたが、まさに麦茶の色そのもの。
いいとこ10グラムにも満たないヤシャブシ。
無限に色が出るのではというくらい染液が取れまして、6リットルほどでやめました。乾燥させればまた使えるそうですので、ほんとかどうかは後日試してみます。

いよいよ、鉄媒染液の出番です。
液の表面に金属っぽい膜がありますね、(詳しく知りたい方はネット検索をお願いします)
においは酢!
これを鉄媒染専用のボウルに用意した水にほんの少し混ぜます。
今回は、様子見でデザート用スプーンに半分弱、およそ弱腰な量ですが薄い色を重ねるのが鉄則ということで。
(水に混ぜるとカネくさくなるので、いつもちょっと息を止めてしまうのです)
麦茶の色の染液で先染めしておいた糸を入れ、水になじませながら何度も上下を変えていると...
出た出た、素敵なグレーが!
さあ~、どんなグレーに落ち着くのか。わくわくしますね~。

じゃーん、弱腰な媒染濃度でもしっかりライトグレーになりました!
この色すき...!

鉄分が糸になるべく残らないように、入念なすすぎを経て陰干ししました。
これから日光に対する色褪せにくさを調べるのです。色褪せにくいものを製品に採用しているので、強度が高いといいなぁ~。

これから秋冬に向けて、いろいろ鉄媒染を増やしていくつもりです。
もちろん、それ以外もですが。
季節の移ろいを感じる草木染、楽しいですよ!体験する機会があったら是非、おすすめします!!