2019/08/31 15:00





今年の夏は急にやってきて、梅雨明けからフルスロットルで駆け抜けていきました。
お盆を過ぎたころから夜温が下がってきて、朝方には足が寒くて目が覚めるほどです。
季節の変わり目を体感すると、同じ景色もなんとなく次の季節の色に見えてきてしまう私ですが、自分でも気づかない心境の変化があったのか、ひっっさしぶりに鉄媒染の染めをしました。

私が普段、草木染の色止め(媒染)として使っているのは、灰汁とミョウバンです。
染め方は中媒染といって、染液→媒染→染液の順でなるべく媒染液が糸に残らないようにしています。これは糸の劣化や変色をなるべく避けたいためですが、世の中にはいろんな染め方があり、良い悪いではなく自分の手でやるならこれが一番無理がないな~と思う方法を採用しています。
鉄媒染は、草木染を始めたばかりの頃に何度か試しましたが。
お歯黒(鉄媒染液)のにおいがいまいち好きじゃなくて、さらに、媒染液が糸に残ると劣化が早まることを知ったこともありまして遠ざけていました。
何よりまだ若かったので、きれいな色の方に目がいってましたね。

あれから3年が過ぎて、もうすぐ人生の半分の節目を迎えるらしいということも、あるのかなと。
最近は落ち着いた色とか、深みのある色とか、一言で「何色」と言えない色が好きになってきたこともある。
...トシ取ったとか言わないでね。

そういうことで、面倒だと思っていた鉄媒染液をつくりました。写真は撮ってないです、残念!また今度!!
では、作り方と注意点をサラッとご紹介します。知ってるよという方も、ぜひどうぞ~。
①煮る
酢・水・錆びた鉄くぎをそれぞれ同量、ステンレスのボウルに入れて、火にかけます。(最近は、厚みが薄いけれどステンレスボウルが100円ショップなどで手に入るので、鉄媒染液をつくる時用に1個、鉄媒染時の水洗い用に1個確保しています。)基本的に酸性の液体が蒸発するので、様子を見るときはなるべくボウルに顔は近づけない方が良いですよ。むせます。換気扇は必須です!

②待つ
水分が大体半分くらいになるまで煮込んだら(煮込むっていう表現でいいかどうか;)、冷まして蓋つきの容器に入れ、1週間ほど寝かせます。
寝かせるって言っても、台所の隅に置いておくだけです。ここは簡単。

③濾す
さて、1週間寝かせた鉄媒染液は、鉄くぎや沈殿した錆と液体を分けなければいけないのです(と、本に書いてありました)。
使い捨てのコーヒーフィルターで、濾せます。できればカップに乗せられるタイプを推奨します。両手を使って慎重に行ってください。
割りばしなどでうまく釘と錆をよけながら、飛び散らないように濾したら、完成です。

そうそう、全ての工程で手袋は必須です。うっかり手に付くと、なつかしき鉄棒で遊んだ後のにおいになりますよ~。

もっと詳しく知りたい方は、ネット検索でたくさん出てきますのでそちらもご参考くださいね。

ではでは、次回は。
多分「鉄媒染液を使いたくて染めました」になると思います!お楽しみに!!