2019/04/30 18:47

みもろねのはじまり・2より続きます。

NPO法人浮船の里で2013年に掲げた目標は、「お蚕様プロジェクト」「織姫プロジェクト」の他に「小高天織プロジェクト」というものもありました。
お蚕様の力を借りて、私たちの住む小高で仕事をつくりたい。
かつて廃れてしまった養蚕と、電気になるべく頼らない手仕事の良さを再発見し、私たちの取り組みとともに発信したい。
そんな目標に沿って活動を進め、本当に歩みは遅いのですが3年かかってようやく、2016年に織物にまでたどり着きました。

まだ売り物にはならないレベルですが、新しい道を歩き知らなかった世界の扉を開けることは本当に楽しかったのです。
次々に、手は遅いながらも養蚕の合間を縫って糸づくりをしたり、草木染めをしたり、真綿をつむいだりと進めていくことができました。
たくさんの方たちの助けがなければ、この道は実現しなかったでしょうし続けていくこともできなかったと、日々感謝を深めていました。

織りの目標を達成したところで、2016年春に小高で私たちが作った絹糸を、商標登録するという次の目標ができました。
全国でも養蚕から織りまでを一貫して手掛ける個人・団体は少ないということもあり、小高の取り組みを発信するためのツールとして、商標登録を申請していただきました。

同じころ、ストールの品質向上に努めながらもせっかくできた絹糸の、端糸を何かに加工できないかと考えていた時に、支援してくださっていた方が手先の器用な女性を私たちと引き合わせてくださいました。
彼女は私たちのチームに加わり、養蚕も染めも手伝ったりする中、端糸を使ってアクセサリーを作ってくれました。
        
絹糸の輝きが本当に美しくて、皆驚きながらも感動したのが昨日のことのようです。
自分たちで育てたお蚕様が、こんなにも美しい絹糸に変わるのかと。

本格的にアクセサリーをつくろうという新しい試みの中、MIMORONEのウェブサイトやオンラインショップの開設準備なども同時に進行していき、ウェブに詳しい仲間も増え、本格的に小高を、私たちの取り組みを発信するための舞台づくりが始まっていました。


...4につづく・・・