2019/04/30 17:04


2014年6月、初めてのお蚕様を育て上げ、繭にすることができました。

「お蚕様プロジェクト」と同時に立ち上げていた「織姫プロジェクト」は、自分たちの手で糸を取り、はたおりをして織物をつくるという目標を掲げ、2013年の冬から川俣の織物教室に通い、技術の習得に努めていました。
ある程度の技術は習得したものの既製品の糸での織物だったため、本来の目的にはまだまだ遠く、昔ながらの糸づくりもわからずにいた頃です。
当時事務局をしてくださっていた和田さんが群馬県の金田さんご夫妻とつないで下さり、昔ながらの糸づくりから織りまでを教えてもらえることになりました。
金田さんご夫妻も、養蚕から織りまでを全て手掛けて織物をなさっていることからでした。(金田さんのブログ
何もかも初めての、おっかなびっくりの私たちのペースに合わせ、泊りがけで根気強く、さらに分かり易く教えてくださいました。

私たちがそうして前に進む中、人も街も少しずつ変化していきました。多少のインフラの復旧があったり、私たちのNPOの他にも外部支援が入りやすい拠点が出来たりといったことからでした。
かつての住民同士が再びつながり、また新しいコミュニティを築いていく様子は、乾いた地面が潤うような喜びに満ち溢れていたことを覚えています。

金田さんご夫妻は、忙しい仕事の合間を縫って継続的に訪問してくださり、年間を通して糸づくり・草木染め・機織りのほとんどを惜しみなく伝授くださいました。

2016年1月、試行錯誤しながら、経糸も緯糸も自分たちで作った糸のストールが織りあがりました。
糸づくりが十分ではなく、織りの最中に糸が絡まったりケバ立ったりして糸が痩せ、初めと終わりの生地の厚さが違うものでしたが、3年前に掲げた目標「小高天織」の実現を達成した瞬間でもありました。



・・・3につづく・・・